ギックリ腰になった時の寝方について

こんにちは、岡山市北区下中野にあります仙手道整骨院院長の田井です。

ギックリ腰になると、普段の生活にも大きな影響が出ます。

そのため、早く治すためには適切な対処が必要です。

その中でも寝る姿勢も大切になってきます。

今回は、ギックリ腰になった時の寝る姿勢について、ブログを書いてみました。

最後までご覧いただけたら幸いです。

 

ギックリ腰になった時にどう寝たらいいの？

ギックリ腰になる前には普通に寝るにも困ることはなかったけど、いざギックリ腰になった時はどう寝たらいいのか悩むことがあると思います。

特に初めてギックリ腰になった時はなおさらでしょう。

体を痛めた時は最初の対処が大切です。

今回はギックリ腰になった時に、体に負担がかからない寝方をみていきましょう。

 

ギックリ腰の原因と対処法

まずその前に、ギックリ腰の原因をみていきましょう。

ギックリ腰の原因には当院のブログ「ギックリ腰になった時に気をつけることとは」にも書いていますが、骨折やヘルニアなど原因がはっきりしているものと、原因のはっきりしないもの、筋肉や靭帯の損傷などがあります。

どちらのギックリ腰の原因でも、治療や回復において、正しい寝姿勢をとることは非常に重要です。

特に体を痛めている時は同じ姿勢が続きやすいので、体の負担が増加し、不安定な寝姿勢は症状を悪化させる可能性があるからです。

 

ギックリ腰になった時、腰に負担がかかりにくい就寝姿勢は、腰部の負担を軽減するために背骨が自然なS字カーブを正確に、適切な位置に配置することが必要です。

 

ギックリ腰の時に横向きで寝る場合、膝を曲げることで、腰部にかかる負荷を軽減できます。

あおむけで寝る場合でも、膝を曲げることで負担を軽減できます。

 

不安定な就寝姿勢をとることは、症状を悪化させるだけでなく、症状を長引かせることにもつながります。 そのため、ギックリ腰の症状を改善するためには、正しい寝姿勢をとることが重要です。

 

ギックリ腰になった時の寝方

ギックリ腰になった時、腰に負担のかからない、理想の就寝環境をみていきましょう。

１・腰部を支える適切なマットレス

硬すぎず軟らかすぎない、適度な硬さのマットレスを使用するようにしましょう。 特に、軟らかいマットレスは、腰に余計な負担をかけてしまうため注意しましょう。

 

２・横向きの姿勢

横向きの姿勢では、腰部にかかる負荷が少なくなり、腰の自然なカーブを保つことができます。

膝下にクッションを置くことで、さらに負荷を軽減できます。

また、胸の前にクッションを置くことで、上半身に力が入らないように、をサポートることができます。

 

３・あおむけの姿勢

あおむけの姿勢で寝られるのであれば、膝を曲げ、膝の下にクッションやタオルを丸めて置いて腰が楽になる姿勢をキープしましょう。

腰が沈むようでしたら、腰にタオルを重ねて敷いてください。

４・枕の高さの調節

 横向きやあおむけで寝る時に枕を使用して、首や背中に負担がかからないように高さを調整しましょう。

あおむけで寝る時も同じです。

 

５・膝を曲げる

膝を曲げることで、腰にかかる負荷を軽減できます。横向きで寝る場合、膝下にクッションを置くことにより、腰や下半身への負担を軽減し、痛みの緩和につながることがあります。

 

 

まとめ

ギックリ腰は、寝る姿勢も回復や治療に大きく関係します。

正しい寝姿勢を維持することで、腰にかかる負荷を軽減し、回復を早めることができます。

寝ている時は、枕の高さや、膝を曲げるなどの姿勢の変化に注意することが重要です。

また、同じ姿勢で寝続けることで症状が悪化する可能性があるため、定期的に姿勢を変えるようにしましょう。

ただし、症状が重度である場合は、自己判断での対処は危険な場合があるため、医師や整骨院の治療を受けることをお勧めします。

 

監修

（監修　柔道整復師　田井　勇次）