メンテナンスのすすめ
残念ながら、人の体は、デスクワークによる長時間座ったままでいることや、外科医や美容師、理容師のように長時間立ったまま特殊な仕事をしたり、歯医者さんのように座ったまま悪い姿勢で作業をしなければいけなかったりすることでゆがんでしまいます。
では、この〝ゆがみ〟とは何でしょうか？
骨格を見てみると、背骨を幹にして、腕と脚という４つの枝が左右対称に存在していることがわかります。
〝ゆがみ〟とは、この左右の対称性が崩れてしまうことを言います。
体がゆがんでしまうことで、神経の働きや血や体液の流れを妨げてしまいます。また、ひどくゆがんでくると胸郭が膨らみにくくなることで呼吸も浅くなってしまいます。その結果として肩こりや腰痛が起こってしまうのです。
我々は生活する中で、精神的ストレスや無理な動作や姿勢、過去の捻挫や打撲等のケガ、睡眠不足など、体をゆがませてしまう要素がたくさんあります。残念ながら、１度体を整えても、時間とともに体はまたゆがんでしまいます。
肩こりや腰痛などの症状が出る、その前に体のゆがみを発見し、それを整えることで、日々健康にすごすことができます。メンテナンスには３〜４週間に１度の施術がおすすめです。
（柔道整復師 田井勇次 監修）
