コルセットの適切な着用方法

こんにちは、岡山市北区下中野にあります仙手道整骨院院長の田井です。

腰痛になって初めてコルセットを着用される方に今回は、コルセットの適正な着用方法について、ブログを書いてみました。

最後までご覧いただけたら幸いです。

コルセットとは

コルセットは、腰痛の予防や治療のために使用される装具の一つです。

腰部をサポートし、負荷を分散することで痛みを軽減する効果がありますが、具体的には、以前アップしたブログ（腰が痛い時に、コルセットを着けていても大丈夫ですか？）にも記載していますが、大まかに、姿勢を正しい位置に保つ（矯正効果）、腰の筋肉や靭帯をサポート（サポート効果）、痛みの予防（予防効果）、不安の緩和（心理的効果）があります

しかし、コルセットを適切に着用しなければ、逆に痛みを悪化させることがあるため、正しい着用方法を知っておくことが重要です。

 

まず、コルセットの選び方ですが、自分の体型に合ったサイズを選ぶことが大切です。

コルセットは、適切な圧力をかけて腰部をサポートすることが目的なので、大きすぎたり小さすぎたりすると、効果が十分に発揮されないだけでなく、体に負担をかけることにもなります。

 

コルセットの正しい着用法

着用する前に、軽いストレッチなどで体をほぐしておくことも重要です。

着用する際は、まず、コルセットの前面を中央に合わせ、腰部に当てます。

それから、骨盤にかかるようにおなかの下部で止めるように装着しましょう。

コルセットを着用する際には、腰部だけでなく、お腹や背中などの体の前後左右にも均等に圧力がかかっているかを確認しながら、ゆっくりと着用していきます。

 

また、コルセットを着用する時間については、長時間着用すると、肌荒れや圧迫障害のリスクがあるため、3時間程度を目安にして、着用時間を調整するようにしましょう。

また、就寝中に着用することは避けるようにし、寝る前に脱ぐことをおすすめします。

 

コルセットは、適切に着用すれば、腰痛の緩和に効果的な装具の一つです。

しかし、着用方法が間違っていると、逆に痛みを悪化させることがあるため、正しい着用方法を把握し、安全に使用するには注意が必要です。

 

コルセットを使用する時の注意点

コルセットの適切な着用方法について解説してきましたが、最後に安全に使用するために注意すべき点をまとめておきます。

 

まず、コルセットを着用する前に、自分自身がどのような目的で着用する必要があるかを正確に理解しましょう。

そして、必要な場合にのみ着用するようにし、過度な使用は避けることが大切です。

また、適切なサイズを選ぶことも重要です。

コルセットが締め付けすぎると、呼吸困難や胃腸の不調などの健康被害が発生する恐れがあります。

 

さらに、コルセットを着用する場合は、衣服の上から着用するようにし、肌に直接接触しないようにしましょう。

コルセットが摩擦によって肌にダメージを与えることがありますので、この点にも注意が必要です。

 

まとめ

腰痛に効果的なコルセットも正しく着用しないと望んだような効果は期待できません。

コルセットのメーカーにより使用はさまざまですが、まず取り扱い説明書をよく読んで、自己判断が難しい時は、装着前後でもいいので病院などの専門医、または整骨院に相談しましょう。

正しい方法で使用することで、コルセットが持つ効果を最大限に引き出し、健康的な生活を送りましょう。

（監修　柔道整復師　田井　勇次）